2012年9月3日月曜日

9月の祈り

人はときとして、抱え込んだ悲しみやつらさを音楽に付着させ、
自分自身がその重みでばらばらになってしまうのを防ごうとする。
音楽にはそういう実用の機能がそなわっている。

小説にもまた同じような機能がそなわっている。
心の痛みや悲しみは個人的な、孤立したものではあるけれど、同時にもっと深いところで誰かと担いあえるものであり、共通の広い風景の中にそっと組み込んでいけるものなのだということを、それらは教えてくれる。

「ベネチアの小泉今日子」~おおきなかぶ、むずかしいアボガド~

9月になるのを見計らったように、外はびっくりするくらい涼しくなり、
お風呂に入って本を読む、みたいな、幸せな時間が戻ってくる。
たくさん汗をかいて、涙を流すと、ガサガサしていた自分の内側がつるんとしてくる感じがする。
この季節も、世界が素敵でありますように。

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