7月12日、31歳の誕生日がやってきた。
時間ができたら、私は自分の中にある「書くべきこと」を書こうと思っていた。
時間ができたら。
実際その「時間」を手にしてみて、私は気づく。
私の中には「書くべきこと」なんて無くて、
そんなものがあるなんて幻想だったということに。
少し前なら、それについて
「自分なんてからっぽだわ」って、
がっかりしたり、落ち込んだりしたのだと思うのだけど、
今は、なんだかそれも仕方ないか、とため息を少しつくだけで
そのまま、居られるようになってる。
ただ、これから、「からっぽ」な私を携えてずっと生きなければならないのかと
考えると、それはそんなに魅力的な話ではなく、
いつまでも「そのまま、居られる」わけでもないだろうと思う。
私の「からっぽ」な部分を、今は別のものが
満たしてくれているのだ。
「そのまま、居られる」のは、そのおかげなんだ、と。
自分に
「書くべきこと」なんてなくても、
底抜けに「からっぽ」であっても、
「そのまま、居られる」ようにしてくれている、
大切な大切なものに感謝して。

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